20代で未経験業界・職種への転職はアリ?注意すべき点と業界や職種によって難易度が異なる理由

この記事をご覧になっている20代の方々の中には

転職を考えているけど、未経験の業種は受からない?

全く知らない業界に入ってやっていけるのか…

と不安になっている方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな漠然とした不安を少しでも取り除けるよう、未経験の方にもおすすめな職業や転職活動をする上での注意点についてお伝えしていきたいと思います。

20代で未経験職種・業界に転職する理由って何が多いの?

特に多かったのはこのような意見でした。

社会に出てみたら自分のしたい仕事がわかった。

なるほど、学生の時には見つけられなかったけど、社会人として働き始めてから自分の本来したい仕事を見つけられたという方が多いようです。

興味のある仕事や新しい仕事にチャレンジしたくなった。

まだ20代で新しいことにも適応しやすい年代であることから、やりたいことが諦められず、転職を機に自分に向いている職業・興味のある職業へのチャレンジをする方もおられるようです。

周りで結婚する人も出て来て、自分の将来を具体的に考えるようになった。

結婚したら…家族が増えたら…とライフプランを作っていくとそれに応じて収入額の希望が上がったり、休みを確保できたりと、より良い条件の仕事を求めるようになりますよね。

そのほかにも、実は今の仕事にやりがいを感じられないという人も多いようです。

20代で未経験職種・業界に転職する何割ってどれくらい?

国内転職エージェント大手dodaの調査によると25〜29歳ではおよそ37%24歳以下ではおよそ48%の方が異職種への転職を選んでいます。

その割合は30代、40代に向かうにつれて低くなっていきます。

専門の知識や経験がなくても、若い人材のポテンシャルに期待して積極的に採用する企業も多いようですね。

未経験での転職が難しい業界や職種は?

職種によっては、必ず資格が必要となあるものがあります。例えば

①医療:薬剤師・看護師・放射線技師…

②建築・建設:建築士・施工管理・電気工事士…

③栄養管理士 など

これらの仕事を目指す場合、まずは資格を持っていることが大前提となります。

今の仕事を続けながら資格を取得するには時間もエネルギーもいりますよね。

逆に、未経験でも比較的簡単に転職できる業界や職種は?

一方、資格や経験がなくても受け入れられやすい企業には以下のものがあります。

・営業職

・介護士、福祉士

・WEB系職種

営業職(保険業界・不動産・OA機器販売業界…)

20代のうちは、特別な資格やスキルを求められないことが多く、コミュニケーション力、成長意欲、積極的な姿勢が求められる営業職。

中でも不動産業界、保険業界などは入社後の研修や、指導で未経験者を育成していく企業が多いため、専門的な知識やスキルは入社後に取得可能です。

そのため、営業が全くの未経験でも、また他業界からの転職でも、受け入れてもらいやすい傾向にあります。

介護士、福祉士

介護や福祉の仕事は、これからますます必要となり、現在でも、人手不足という現状もあり、資格がなくても若手を積極的に採用してもらえる傾向にあります。

また、資格取得のバックアップや研修がある事業者も多いことから、異業種からの転職がしやすいともいえます。最近では、営業職から介護や福祉の業界に転職し、持ち前の明るさを活かして出世が速い人もいるようです。

直接誰かに「ありがとう」と言ってもらえる仕事っていいですよね。

WEB系職種(ライター、エンジニア)

WEB関係の仕事も比較的、転職しやすい部類にはいります。最低限のPCスキルと、成長意欲があれば、数年で一定のスキルが身につくため、未経験から挑戦し、企業の中心人物になっているひともたくさんいます。

知識やスキルを磨くことで、将来独立を考えたり、また在宅で仕事ができるのも魅力の一つですよね。

未経験業界や職種への転職成功率を高めるための2つことは?

未経験業界や職種への転職の成功率を高めるために20代のうちからやっておくべきことは大きく2つあります。

①転職時に有利となる実績をつくること
②「なぜその未経験の仕事がしたいのか」理由を明確にしておくこと

基本的には、この2つのことができていれば高い確率で転職が成功します。なぜなら、採用担当者が知りたい情報は、まさにこの2つのことだからです。

①転職時に有利となる実績をつくること

転職時に必ず聞かれる質問の一つに、現職における業務内容やそれにともなう成果や実績というものがあります。

当然、この際に、現職でやってきた仕事内容や、その中で現在の会社にどう貢献することができたのかまでを具体的に話すことができると、大きなプラスポイントになります。

この人は、「何も考えず仕事をする人なのか」、それとも「会社の利益に貢献しようという意欲がある人なのか」、企業の採用担当者は、そうした視点から質問をぶつけてきますので、具体的に成果や実績が話せる状態にしておきましょう。

②「なぜ未経験の仕事をしたいのか」理由を明確にしておくこと

企業側が、未経験業界や職種に転職を考えている20代に最も心配している点は、「またすぐに気持ちが変わらないか?」という点です。

そのため、その業界や職種に興味を持ったきっかけや、なぜ転職をしてまでその仕事をしたいと考えるのか、そうした理由を具体的に述べられる状態にしていきましょう。

具体的に説明ができれば、企業側にもあなたの転職に対する想いや信念が伝わります。その想いや信念が伝われば、多くの経験がない20代でもチャンスを与えてくれる企業はたくさんあることを知っておきましょう。

未経験業界や職種に転職するなら20代のうちに

30代以降は即戦力として求められ、スキルや資格が重視されます。

一方で20代の場合は柔軟性や適応性があると考えられ、将来性や潜在能力、やる気、前向きな姿勢など、

ポテンシャルを重視されます。スキルや資格だけに左右されない点で有利と言えます。

いかがでしたか?

全く知らない業界へ挑戦することはとても勇気のいることです。

不安を感じることも多いかもしれませんが、転職を経験することは珍しいことではありません。

20代の皆さんにはまだ多くのチャンスがあります!

前向きに転職と向き合うことで、より良い仕事とめぐり合えるのではないでしょうか。