上場企業に転職するメリットとデメリットは?上場企業に賢く転職する方法

転職するなら大企業がいい

上場企業なら待遇が良さそう

と考える人も多いのではないでしょうか?

よく聞く「上場企業とは」そもそもどのようなものなのか。

この記事では、上場企業で働くメリット・デメリットについてわかりやすく紹介します。

そもそも上場企業とは?

厳しい審査を突破し、証券取引所で株式を売買できるできるようになった企業のことをいいます。

企業が資金を調達する方法は大きく分けて2つの方法があります。

1.銀行などから融資を受ける

2.発行した株式を買ってもらう

融資を受けた場合は、利息を含めて返済していく必要がありますが、株式を売却して得た資金には返済の必要がありません。

上場企業は銀行からの融資に加え株式の売買により資金が調達できるため、事業の安定性につながります。

また、日本全国の企業数がおよそ420万ありますが、その中でも上場企業の割合は1%にも満たず、

厳しい審査を通って選ばれた企業だということがわかります。

上場企業の種類にはどんなものがある?

トヨタ自動車や三菱商事、日本郵政などをはじめ、LINEやメルカリなども上場企業の仲間入りを果たしています。

上場企業に転職する4つのメリット

①社会的信頼度

厳しい審査を通って選ばれた上場企業は社会的信頼度が高く、入社する大きなメリットと言えます。

その信頼度の高さから、給与面でも安定していると考えられるため、

クレジットカードや住宅ローンの審査に通りやすくなることもあります。

②社員への待遇

上場企業に上がることのできる、それ相応の売り上げがある企業なので、社員に対しての待遇も期待できます。

そのほかにも、ボーナスが多い企業や住宅手当・家族手当といった手当などが充実していることもあります。

③レベルの高い人材が揃いやすい

多くの人が上場企業への入社を目指しており、その競争を勝ち抜いた人たちが働いていることになります。

そういったレベルの高い環境で働くことができるのも1つのメリットと言えます。

④社会的に影響力のある仕事

日本の経済や、社会に対して影響力のある大きな仕事を経験することができます。

大きな資金を投じてビジネスを動かすので、自分の仕事が社会に影響しているということが実感でき、

仕事のやりがいにもつながるのではないでしょうか。

上場企業に転職する2つのデメリット

①競争率が高い

有名企業、人気企業が多く、求人への応募が殺到してしまい競争率が高くなります。

そのため、「狭き門」となり採用される可能性も低くなってしまうのです。

②会社に与える影響が少ない

社員の人数も多い企業の場合は、自分1人の会社に対する影響力は少ないことが考えられます。

個人よりも組織を優先するため自分の意見が通りにくく、仕事に自由がないという点もあります。

「組織の歯車になっている」と感じてしまう人もいるようです。

上場企業に未経験の転職はやっぱり難しい?

・高卒でも上場企業に転職できる?

未経験でいきなり大手へ転職するのはかなり難しいと言えます。

今働いている会社と同じ業界で、これまでの経験を活かせる仕事であれば採用される確率は上がります。

そのため、まずは未経験でも採用してくれる企業で経験を積み、

その後同じ業種の大手企業へ挑戦するのが転職を成功させるポイントとなります。

・第二新卒でも上場企業はいける?

大手企業は新卒採用の時点で十分に人材を確保ができ、やめる人がいたとしても

次の年で補えることから、第二新卒を考えていない企業もあります。

しかし近年、第二新卒の転職者の需要が増えてきている傾向にあり、大手企業も例外ではありません。

中でも学歴が高い場合は、判断材料としてプラスとなりやすいので転職に有利と言えます。

そうでない場合は、経験・実績などの学力以外でのアピールポイントを作っておきましょう。

・40代からでも上場企業に転職できる?

年齢が高くなるのに伴い求められる能力は高くなり、即戦力になることはもちろん、

管理能力や専門的な知識なども必要になるため、40代の転職は難しいと言えます。

企業内でもそれぞれの部署によって必要とされるスキルは異なるため、自分にあった企業を探すことが困難になるのです。

転職を成功させるには、自分の持っているスキルと企業の求めている人材がマッチしていることが必須となります。

上場企業に転職するために今からやっておきたい3つのこと

①転職エージェントの活用

大企業の求人情報は非公開となっているものが多く、その場合は転職エージェントから紹介してもらう必要があります。

また、競争率が高くなるため転職エージェントのサポートをうけることをおすすめします。

リクルートエージェント:企業からの信頼度も高いため、リクルートエージェントにしか求人を載せない大企業・優良企業もあるほど。

面接対策が手厚い。

doda:日本最大級の求人数。非公開求人の件数も多い。

マイナビビジョブ20s:20代、第二新卒向け。求職者の好みにあわせた求人を丁寧に選んでくれる。

②実績・キャリア

これまで仕事で得た資格や実績から、企業の求めている人材であることをアピールしなければなりません。

上場企業への転職は競争率が高いため、他のライバルよりも優れた実績を持っていることが転職を有利に進める条件となります。

また、自分の持っているスキルが活かせる企業探しも大切になります。

③関連会社・子会社もチェック

グループ会社であっても親会社と同じように手厚い福利厚生、待遇が受けられることが多いのですが、

それほど競争率は高くない傾向にあります。1度検討してみても良いかもしれません。

まとめ

上場企業への転職は、どうしてもハードルが高くなってしまいます。しかし、不可能ではありません。

企業の求めている経験・実績をしっかりとアピールできれば、魅力的な人材として迎え入れられることでしょう。

転職エージェントや転職サイトも活用し、転職成功率をあげましょう。